全国生活と健康を守る会連合会
   
トップページへ 前のページへ
 
 
全生連の紹介
会からのお知らせ
発行物の紹介
暮らしに役立つ制度紹介
各地の生活と健康を守る会
アクセス
 
守る新聞からのおもなニュース紹介 画像

高市自民・維新政権の暴走 ストップさせよう

民意を切り捨てる議員定数削減反対

 自民党は、日本維新の会と衆議院比例定数の削減を約束して連立を組み、高市早苗連立政権が誕生しました。高市首相は10月24日、衆参両院の本会議で、所信表明演説を行い、最優先課題として物価高対策を掲げる一方、「今年度中に軍事費GDP2%達成」を表明しました。会員の声を紹介します。

生活保護改悪の急先鋒
全大阪生活と健康を守る会
連合会事務局長
江田有子(48)

 これまで日本維新の会は、自民党を批判し、自らを「改革」勢力と描くことで、大阪での支持を拡大してきました。しかし、自民党と連立政権を組み、与党となることは、自らの存在意義を否定することになります。
 2010年に大阪維新の会が誕生し、大阪で維新府政・市政が行ってきたことは、徹底した生活保護への攻撃です。生活保護の「適正化」の名のもとに、警察官OBの配置をいち早く導入し、生活保護利用者と年金受給者の分断をあおってきました。今でも大阪市は、医療費の一部負担の導入を国に求めています。
 高市早苗首相や片山さつき財務大臣は、安倍晋三氏の生活保護基準の引き下げに加担した人たちです。その高市政権に維新が加わったことで、医療費の一部負担など、生活保護制度の改悪や基準の引き下げにつながらないかと危惧(きぐ)します。
 夢洲(ゆめしま)をはじめとする巨大開発や大阪をギャンブルの街に変えるカジノ・IRではなく、住民の命・暮らしを守る政治への転換を目指し、「維新」が誕生した大阪から「維新政治退場」を目指してがんばります。

軍事費の増額丸のみ
札幌市北区生活と
健康を守る会
岡野登紀子(76)

 日本維新の会が「今国会で議員定数削減が成立しなかったら連立を抜ける」と言います。この法案が成立したら、誰が喜ぶのでしょう。ほったらかしのままの物価高対策が成立すれば、どれだけ多くの人が喜ぶでしょう。
 そんな当たり前の政府の仕事優先度もわきまえない高市政権。
 米国のトランプ大統領との首脳会談も、積極財政政策信奉者(しんぽうしゃ)だから、軍事費増額丸のみでした。
 目をわが家の庭に転じれば、スズメがいっぱいやってきて、おなかいっぱいついばんで、雪が降る前に体力を付けています。私たち人間も、おいしい食べ物を心行くまで食べて、財布の心配なく買い物をしたいものです。
 これからまだまだ物価が上がると思います。いつまで凌(しの)いで暮らしていけるか。年寄りのこの思い、政府は、気づいているのでしょうか? 高市首相にぜひ聞いてみたいです。

(2025年11月9日号「守る新聞」)

 
   
  Copyright (C) 2007 全国生活と健康を守る会連合会 All Rights Reserved.